新岡浩美(にいおかひろみ)

  <勝手に代表作>

  3部ゲゲゲの鬼太郎(作画監督)
  ワイルドアームズ(作画監督)
  はじめの一歩(原画)
  バンパイアハンターD(原画)
  劇場版ポケットモンスター(原画)
  メトロポリス(原画)

               その他多数/マッドハウス中心

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■3部ゲゲゲの鬼太郎/担当話表

<本編>
#103 純愛ヌリカベとおしろい娘
#108 鬼太郎ファミリーは永遠に

<地獄編>
#07 鬼太郎最後の出会い!!

<劇場版>
映画 「激突!!異次元妖怪の大反乱」

<補足>
#2 鏡じじい
(上記の回にて原画を担当)

#8 だるま妖怪相談所〜最終回まで
(以降の全ての入好作監担当回にて原画
を担当/中期以降は半パート受け持ち)


#103「純愛ヌリカベとおしろい娘」より模写(左図)/雑誌掲載描き下ろしイラストより模写(右図)↑
当時この流血鬼太郎イラストを見た学童(自分)はとてつもない衝撃を受け、そして今に至ります


#108「鬼太郎ファミリーは永遠に」より模写(上左図/右図)
足洗い屋敷で足洗いの襲撃に怯える新岡鬼太郎モ・モモ・モエ!


#103「純愛ヌリカベとおしろい娘」より模写(右下図)
豪雪地帯に赴く時はきちんと長靴着用なのです。似合いますな。

<新岡鬼太郎(躍動する男児/生粋の鬼畜)>

入好・新岡コンビの鬼畜部門/新岡浩美作監です。
作監担当回こそ少ないものの、初期から一貫して
入好さんの原画を担当し、後期には自ら作監をつとめ
型破りな新しい鬼太郎を産み出すなど、3部における
その影響と浸透力は、はかりしれないものがあります。

2人の作画の大きな相違点は、例えば枠の中に「○」を
描きなさいと云われた場合、正確で美しい○をきっちり
描くのが入好さん。枠を大きくはみ出して「○」の様な
現象物を描くのが新岡さん。つまり予測不可能なのです。
その荒々しくも斬新で伸びやかな作画は、天然の超パワー
となって遂には後期に「鬼畜鬼太郎」を誕生させました。

喜怒哀楽の感情が突出した、本能のままに行動を起こす
新岡鬼太郎は、まるで我慢を知らない子供の様でもあり、
傍若無人な凶暴さをふりまく「男」の様でもあります。

力で全てをねじ伏せ手に入れてきた者が放つ、獣臭い鬼畜な香り。
「正義」とは異質の部分に存在する、これが新岡鬼太郎の魅力です。
残酷で、横暴で、女には弱く、そして直情気質。

そんな鬼太郎の中の「男」の部分を引き出して開花させた新岡さんは
鬼太郎にこだわり鬼太郎と付き合い続ける、これまた入好さんと同様
今も昔も変わらずに、永遠の「鬼太郎大好きっ子」なのであります。

熟女に騙され味方のヌリカベを容赦なく攻撃!鬼畜!↓

#103「純愛ヌリカベとおしろい娘」より模写(上下図)
怒りに目覚めた脂粉仙子の迫力に鬼太郎もタジタジ!
超ド級の攻撃を誇る「寿限無」キャラです。女は強い。


入好作監担当回の作画は、所属していた
スタジオジャイアンツからの独立をした
「大海獣怒りの逆襲!」以降、後期鬼畜
路線へと怒濤の突っ走りを始めました。

つまり入好作監の原画を新岡さんが
ひとりで受け持つ様になり、そして
遂には自らが作画監督となることで
あの様な「あり得ない鬼太郎」が
息吹きをあげ次々と誕生したのです。
自由で奔放な、怒濤の80年代でした。

また、アニメーターとして仕事をする
かたわら、漫画家「寿限無」としても
独自の世界観を展開し、現在もコアな
人気を有しております。個人的には
単行本『マニー』と、未収録短編の
『マニー外伝』は是非ともオススメ
したい作品群です。マニアとは何か、
マニアの存在意義とは・・・そんな
根源的な問いかけに思わず胸が熱くなる。
これはマニア必読の書なのです。読め。


#108「鬼太郎ファミリーは永遠に」
より模写(上下図)この男臭さったらどうよ

.

◎しつこいようですが◎

#80「妖怪吹消婆プロレス地獄」より模写
この原画は新岡さん担当で決まりです。タンクボンバーッ!

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