牛頭鬼:「最近どうなの、あの人。」
馬頭鬼:「今アレだよ。鬼太郎に地獄に滞在して欲しいらしくてさ、ムラクモの剣また失くしたらしいよ。」
牛頭鬼:「ワザとかよ!あン時は閻魔大王庁とか壊されて(注1)、さすがに懲りたと思ったのにな!!」
馬頭鬼:「手のかかる子ほどなんとやら、なんじゃねえの。グッヒェッヒェ(下卑た笑い)」
牛頭鬼:「だいたい何だよあの妖力増大マシーン(注2)はさあ。鬼太郎のためだけに作って、あと使わねえし。」
馬頭鬼:「あん時は奴隷鬼たちの強制労働指示で俺たちも大変だったしなあ・・・。」
牛頭鬼:「奴隷鬼3人死んだよ。すぐ生き返るからまた使ってるけどさあ、怖えよなあ。」
馬頭鬼:「怖えのは、あん時の鬼太郎をじっとり見てるあの人だっつーの!瞳、潤んでたぜ!」
牛頭鬼:「自分がデカいからってさあ、いちいちやること大掛かりで俺らが大変なんだよなあ。」
馬頭鬼:「鬼太郎が石やら(注3)吸血鬼やら(注4)になった時にいっつも親父が泣きつきに来んじゃん。超迷惑。」
牛頭鬼:「あんな小僧1人のためにさあ、時間戻したり、まぼろしの汽車貸したりすんなよなあ!」
馬頭鬼:「『方法はそれしかない!』って違うだろ!それ絶対!」
牛頭鬼:「鬼太郎以外の仲間にはめちゃエラそうだよな。てか、態度ぜんっぜん違うの。ありえねえ。」
馬頭鬼:「俺さあ、マジであの時はあの人の趣味を疑ったね。」
牛頭鬼:「あの時?」
馬頭鬼:「ネズミ男を殺せってさあ、鬼太郎に命令した時。(注5)」
牛頭鬼:「フツー鬼太郎に命令しないよなあ!!!!一応友人だって知ってるのにさあ!!!」
馬頭鬼:「あの時の鬼太郎の苦悩振りを妖怪テレビでずっと見ていたんだぜ、嬉しそうに。」
牛頭鬼:「マジかよ・・・。相当だな。」
馬頭鬼:「だって最後は、鬼太郎が自分の所に罰を受けに来るって見越してやってるんだろ。悪趣味すぎ。」
牛頭鬼:「・・おしおき帳を持ってるって噂は本当なのか・・・・」
馬頭鬼:「鬼太郎も可哀想になあ。あの手この手で召還されてなあ。」
牛頭鬼:「その割には、鬼太郎が本当にピンチの時は助けないのな。」
馬頭鬼:「ピンチ?」
牛頭鬼:「烏天狗たちの独断で鬼太郎を裁判にかけて吊るし上げした事あったじゃん。(注6)」
馬頭鬼:「ああ。あの時は、封印されて五百年、側にいてくれるならそれもいいかなあ、なんて呟いていたのを
又五郎鬼(注7)が聞いたって噂が・・・・。」
牛頭鬼:「・・俺、わかんねえ。俺、頭が牛だからそういう世界は分かんねえ!」
馬頭鬼:「俺だって分かんねえよ!頭が馬だから!!!」 (注1)地獄編3話「鬼太郎VS地獄童子」より 鬼太郎が火山を噴火させて閻魔大王庁をマグマ責めにしました
(注2)「妖怪ふくろさげ」より 何だかやたらと鬼太郎が閻魔大王の前で喘ぎまくっていました
(注3)「妖怪大統領こうもり猫」より 鬼太郎のために地獄時間をえらい手間かけて戻しました
(注4)「まぼろしの汽車」より 鬼太郎のためにとうとう現世の時間まで戻しました
(注5)「マル秘指令!ネズミ男は死刑だ!」より 鬼太郎の家の妖怪テレビからエラそうに命令しました
(注6)「鬼太郎危うし!妖怪大裁判!」より 目玉親父が「閻魔大王を呼んでくれ!」と必死に頼みましたが却下されました
(注7)「三途の川のだつえばばあ」や「妖怪吹消婆プロレス地獄」などに登場。閻魔大王に近しい配下の鬼です
注釈追加:2005年09月12日(コラム作成から4年も経っててすいません)
■閻魔大王の御尊顔が拝謁できる回+α■
27話「妖怪ふくろさげ」/初登場でいきなり鬼太郎を妙なマシーンに乗せ、悶える様をじっとり見つめていました
33話「妖怪あかなめ哀しみの逆襲」/この回で鬼太郎の家と閻魔大王の部屋にお揃いの妖怪テレビがあることが判明しました
39話「三途の川のだつえばばあ」/鬼太郎をヤろうとした奪衣婆に最高の罰を下し、鬼太郎のために地獄列車を用意しました
46話「妖怪大統領こうもり猫」/爺になった挙げ句石にされた鬼太郎を助けるために地獄時間を戻しました
55話「マル秘指令!ネズミ男は死刑だ!」/鬼太郎にネズミ男を殺せ!さもなくば罰を下す!などと危険な命令を下しました
61話「まぼろしの汽車」/吸血鬼になった鬼太郎を助けるために現世の時間を戻しました
84話「地獄一周!妖怪マラソン」/鬼太郎に頼まれ、地獄を一大マラソンコース場にしてしまいました。やりすぎです
地獄編3話「鬼太郎VS地獄童子」/鬼太郎を背後から襲いました。「あの時・・閻魔大王に・・」と余程ショックだった様です
地獄編最終話「鬼太郎最後の出会い!」/目覚められた閻魔大王の周りにはウホッ!な鬼の集団でした。地獄は筋肉まみれです
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