<勝手に代表作> 3部ゲゲゲの鬼太郎(作画監督) |
<本編> <地獄編> |
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(左)#61「まぼろしの汽車」より吸血鬼デビュー鬼畜模写 |
担当話数の最も多い、かつ最後まで「3部鬼太郎」に 付き合ってくれた作画監督です。愛着もひとしお....。 (何と『地獄編』まで!何と「テレマガ」カットまで!) 作画スケジュールにおされながらも決して「作画破綻」 をしなかったところ。それどころか、3部の中でも 指折り的な高レベルの作画を最後まで保ち続け、尚かつ 話数の多いのを逆手に取って「作画実験」を試みていた様な 余裕すら感じさせるのです。その結果、楽しくてカッコ良い サービス精神と遊び心に溢れたユーモアたっぷりの鬼太郎を 描き上げた------確かなプロの誇りを感じさせるお方です。 松本鬼太郎の魅力の醍醐味は何と云っても「動的魅力」。 あっさりライトに仕上げた、どちらかと云えば印象の薄れがち な静止画像のセル一枚一枚。この何気ないセルが重なって 「動いた」その瞬間に、実に魅力的な松本鬼太郎が現れるという 独特の「仕掛け」が、松本作画には秘かに施されています。 この仕掛けは、アニメーターとしての「キャラの見せ方」に 徹底的にこだわり追求し、鍛練を重ねた「技」の結晶です。 顔などの個々のパーツはむしろ淡白なのに、 全体の「バランス」で見るとカッコ良い。 しかも「動いて」みたら滅茶苦茶カッコ良い。 それが、アニメーター松本さんの描く「鬼太郎」です。 線で描き出された端正な身体を大胆な構図で余すところなく 魅せてくれる松本鬼太郎は、是非とも目で「体感」して 欲しい鬼太郎なのです。後期は正に逸品です。 |
#99「はきもの妖怪化けぞうり」より模写 Bパート後半のこの動きは明らかにいなのん 作画の影響が見られます。原画、磯さんか? |
松本作画の「動き」の滑らかさと面白さ あったと個人的には思っていたりします。 原画マンチーム/鈴木克彦・山崎健志両氏 の尽力や、現在著名なアニメーターとして 名高い磯光雄氏の後期松本作画への原画参加 なども、書き記しておきたいポイントです。 貪欲に吸収した、「遊び心」の達人に 心からおつかれさまでした!と感謝の拍手。 |
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#48「妖怪いやみ」より模写/発情鬼太郎 |