<勝手に代表作> 3部ゲゲゲの鬼太郎(作画監督)
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<本編> <地獄編> <劇場版> <補足> |
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#108「鬼太郎ファミリーは永遠に」より模写(上左図/右図) 足洗い屋敷で足洗いの襲撃に怯える新岡鬼太郎モ・モモ・モエ! #103「純愛ヌリカベとおしろい娘」より模写(右下図) 豪雪地帯に赴く時はきちんと長靴着用なのです。似合いますな。 |
作監担当回こそ少ないものの、初期から一貫して 入好さんの原画を担当し、後期には自ら作監をつとめ 型破りな新しい鬼太郎を産み出すなど、3部における その影響と浸透力は、はかりしれないものがあります。 描きなさいと云われた場合、正確で美しい○をきっちり 描くのが入好さん。枠を大きくはみ出して「○」の様な 現象物を描くのが新岡さん。つまり予測不可能なのです。 その荒々しくも斬新で伸びやかな作画は、天然の超パワー となって遂には後期に「鬼畜鬼太郎」を誕生させました。 新岡鬼太郎は、まるで我慢を知らない子供の様でもあり、 傍若無人な凶暴さをふりまく「男」の様でもあります。 力で全てをねじ伏せ手に入れてきた者が放つ、獣臭い鬼畜な香り。 「正義」とは異質の部分に存在する、これが新岡鬼太郎の魅力です。 残酷で、横暴で、女には弱く、そして直情気質。 そんな鬼太郎の中の「男」の部分を引き出して開花させた新岡さんは 鬼太郎にこだわり鬼太郎と付き合い続ける、これまた入好さんと同様 今も昔も変わらずに、永遠の「鬼太郎大好きっ子」なのであります。 |
熟女に騙され味方のヌリカベを容赦なく攻撃!鬼畜!↓ #103「純愛ヌリカベとおしろい娘」より模写(上下図) 怒りに目覚めた脂粉仙子の迫力に鬼太郎もタジタジ! 超ド級の攻撃を誇る「寿限無」キャラです。女は強い。 |
入好作監担当回の作画は、所属していた スタジオジャイアンツからの独立をした 「大海獣怒りの逆襲!」以降、後期鬼畜 路線へと怒濤の突っ走りを始めました。 つまり入好作監の原画を新岡さんが ひとりで受け持つ様になり、そして 遂には自らが作画監督となることで あの様な「あり得ない鬼太郎」が 息吹きをあげ次々と誕生したのです。 自由で奔放な、怒濤の80年代でした。 かたわら、漫画家「寿限無」としても 独自の世界観を展開し、現在もコアな 人気を有しております。個人的には 単行本『マニー』と、未収録短編の 『マニー外伝』は是非ともオススメ したい作品群です。マニアとは何か、 マニアの存在意義とは・・・そんな 根源的な問いかけに思わず胸が熱くなる。 これはマニア必読の書なのです。読め。 |
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#80「妖怪吹消婆プロレス地獄」より模写 この原画は新岡さん担当で決まりです。タンクボンバーッ! |