#1「母を求めて地獄旅」より模写(作監/松本朋之) 母を恋しがり一人で泣く鬼太郎 それを見つめるユメコ |
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そしてぬらりひょんが、最後まで鬼太郎と(つまり自身が捨てたものと)背中合わせに向き合いたいと願った 真摯な愛憎の果てを「模索・対決・解放・出会い・別れ・再会」を介して全7話ストーリー形式で展開。 脚本/武上ドリー夢★絶好調です。 ファン内でも否定/肯定の賛否両論大いに吹き荒れた この独自なる3部世界はしかし、 メディアの醍醐味「エンターテイメント」のツボを見事に押さえ 更に「地獄編症候群」とも 云うべき「大好きだからこそ泣けてしまって見ることが出来ない」症状を呈するファン層をも 当時少なからず生み出した(わたしです)、まことに「絶作」と呼ぶにふさわしい作品です。 物語中盤からそれも叶わずに結果的にはバラつきがでてしまったのは少々残念でした。 しかし最終回の気迫の作画(作監/入好・新岡)の美麗さは、3部鬼太郎の作画的「完成形」の ひとつとしての方向性を提示しており、非常に高レベルかつ得難い仕上がりとなっています。 各話解析は恐らく無理だと思われます。機会がありましたら是非「素直な」気持ちでご鑑賞下さい。 3部『地獄編』をあの当時体感出来た事は、自分にとって本当に幸いな事だったと思っています。 |